過敏性腸症候群(IBS)治療のための
フォドマップ食事療法プログラムfodmy(フォドミー)です。
「フォドマップ(FODMAP)」は、腸で完全に消化または吸収されない糖質の総称で
「下痢、便秘、腹痛、お腹の張り」などに悩む過敏腸症候群(IBS)の人が
高フォドマップの食品を控えることで、症状が軽減されるケースがあることが注目されています。
→(関連記事:「フォドマップ(FODMAP)って何?」)
◎ フォドマップが少ない食べ物 = 低フォドマップ
× フォドマップが多い食べ物 = 高フォドマップ
今回は、よく混乱している人が多い、バナナとフォドマップの関係について解説していきます。
バナナとフォドマップの関係
なぜよく混乱している人が多いかというと、
「バナナは熟しているほど、高フォドマップだよ!」
「バナナは熟していないほど、高フォドマップだよ!」
こんな正反対の情報がネット記事などによく記載されているためです。
お腹のために低フォドマップを意識している身からすると、何が正しいのか・・・
情報に翻弄され不安になってしまいますよね・・・
「そもそもそんな話を初めて聞いたよ!熟すと変わってしまうなんて!」という方も
ぜひ以下の解説を読んでみてくださいね。
バナナは低フォド?高フォド?正解は・・・
結論からいうと、
バナナは熟しているほど、高フォドマップになりますよ!
この情報は、低フォドマップか高フォドマップかの判定を行なっている専門の研究機関である、
オーストラリアのMonash大学が公式に発表しています。(2022年6月26日時点)
ですから
低フォドマップを意識するなら、なるべく黄色いうちに食べるのが正解です。
どうして熟すほど◯フォドマップになるの?
バナナが熟しているほど、高フォドマップであることはわかりましたが、
では一体どうして完熟度で高フォドマップになってしまうのでしょうか??
それは、熟す過程で
バナナに含まれる「フルクタン」と呼ばれる糖(フォドマップ(FODMAP)の1つ)の量が増加することが原因といわれています。
黄色く、まだ熟していないバナナの場合は、フルクタンは少なく、低フォドマップと言われています。
では、どこから高フォドマップになるのか?
というと。。。その境目は商品にもよるので一概には言えません。
またそれがお腹の症状に影響する度合いも個人差があります。
だから、皮がところどころ茶色になって、熟して「高フォド」になっているか心配なときには、丸々1本食べずに量を減らすなど食べる量を調整するのがおすすめです。
ちなみに、Monash大学が発表している基準では
熟しているバナナも1/3本(35g)までは低フォドマップです。
フォドマップ(FODMAP)の基準はずっと変わらない?
このような低フォドマップか、高フォドマップかの情報は
およそ3ヶ月に1回の頻度で再テストされ情報が更新されています。
そしてその中で、今まで「低フォドマップ」だと考えられていたものが、
明日には「高フォドマップ」と情報が更新されることもあるんです!
今回のバナナの情報も同様に、今後変わる可能性もあります。
だから、フォドマップの食品に関連する情報収集は、
- 確かな研究機関が発表している情報に基づいていること
- 情報が古すぎないこと(出版物などや過去の記事などは注意)
この2点に注意するのがおすすめです!
fodmyの発信する情報は、専門の研究機関(Monash大学)の最新情報に基づいており、
情報の更新に際しても
fodmyユーザーさんに対して
日本語に翻訳した情報を共有し、レシピ等にも速やかに反映させ提供しています。
しかも、全て日本の専門の管理栄養士が監修しているから安心です。
fodmyユーザーじゃないと手に入らないの?
と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
fodmy公式LINEでは、
フォドマップ専門の管理栄養士が皆様から寄せられた質問に回答をしたり、
以下のようなお役立ち情報を毎週定期配信しています。
- 過敏性腸症候群(IBS)の方に役立つ情報
- フォドマップに関する最新情報
もっと「フォドマップ(FODMAP)」について知りたいという方は、ぜひfodmy(フォドミー)の公式LINEにまずはご登録してみてくださいね。
また、もっと自分にあった情報がほしい!という方のために「無料相談」も実施中です。
大人気のfodmy無料相談はご応募枠には限りがありますので、なるべく早めにお申込みくださいね。