過敏性腸症候群(IBS)治療のための
フォドマップ食事療法プログラムfodmy(フォドミー)です。
「フォドマップ(FODMAP)」は
腸で完全に消化または吸収されない糖質の総称で、
「下痢、便秘、腹痛、お腹の張り」などに悩む過敏腸症候群(IBS)の方は高フォドマップの食品を控えることで、症状が軽減されるケースがあることが注目されています。
→(関連記事:「フォドマップ(FODMAP)って何?」)
◎ フォドマップが少ない食べ物 = 低フォドマップ
× フォドマップが多い食べ物 = 高フォドマップ
今回は、日本人にとって身近な食品である「豆腐」とフォドマップの関係について解説します。
「フォドマップ(FODMAP)」についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も見てくださいね。
→(関連記事:フォドマップ(FODMAP)って何?)
豆腐は低フォドマップ?
フォドマップ食を調べてみると、
低フォドマップと高フォドマップの食品の分類がとても複雑なことに驚く方少なくないのではないでしょうか?
その複雑な代表例が、豆腐です。
豆腐は、低フォドマップか高フォドマップかどちらなのか?というと、
種類によって答えが変わってきます。
ややこしいですね…
混乱してしまう方も多いですが、正しくはこちらです。
◎木綿豆腐 = 低フォドマップ
×絹ごし豆腐 = 高フォドマップ
日本の食卓では身近な存在なので、何気なく食卓に並ぶことが多いお豆腐ですが
同じ大豆製品でも、木綿か絹ごしかによってお腹に与える影響は変わってくるんですね。
木綿豆腐は「低フォド」、絹ごし豆腐は「高フォド」な理由
ではなぜ
木綿豆腐が低フォドマップなのに、絹ごし豆腐が高フォドマップなのでしょうか??
ここからは、その理由を解説します。
同じ大豆製品でも高フォドと低フォドに分かれる理由とは…
同じ大豆製品でも高フォドマップと低フォドマップに分かれるのは、
大豆の成熟度や製造工程によって
大豆や大豆製品に含まれるフォドマップが減少することが理由です。
木綿豆腐に比べて絹ごし豆腐が高フォドマップなのは
フォドマップ(特にフルクタンとGOS)が水に溶ける性質であることが関係しています。
その結果…
◎ 水分量が少ない木綿豆腐は → 低フォドマップ
× 水分量が多い絹ごし豆腐は → 高フォドマップ
ということになります。
食品に含まれる水分に、フォドマップが溶け込んでいるから
水分量の多い絹ごし豆腐は木綿豆腐に比べて高フォドマップということです。
豆腐とフォドマップの関係についてもっと深く知りたい方へ
オーストラリアのMonash大学が、豆腐とフォドマップの関係について解説していますのでこちらもぜひ参考にされてみてください。
参考:Tofu & FODMAPs
同じ大豆という原材料の食べ物でも、
成熟度や製造工程によってフォドマップ含有量が変わってくるとはびっくりですよね。
ただでさえ複雑な「フォドマップ(FODMAP)食事療法」ですが
こういった一つ一つの正確な情報を踏まえて、毎食の食事に活かすとなると
「ハードルが高い」と感じ挫折してしまう方が多くいるのもうなづけますね。
fodmy公式LINEでは、今回の「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」のように
「フォドマップ食事療法」実践中に判断が難しい食品について
フォドマップ専門の管理栄養士が解説を配信しています。
フォドマップ専門の日本の管理栄養士さんは2022年10月1日現在、fodmyにしかいません!!
実は、管理栄養士さんでも”フォドマップ(FODMAP)”を知らない方のほうが多いのが、今の日本の現実です。fodmyはそこも変えていきたい!と思いフォドマップの専門知識を持つ管理栄養士さんの育成を始めているんですよ。 管理栄養士さんで、フォドマップの知識をもっと深めたい、フォドマップの勉強をしたい。という方はLINE等から直接メッセージをいただければと思います。
fodmy公式LINEでは、
フォドマップ専門の管理栄養士が皆様から寄せられた質問に回答をしたり、
以下のようなお役立ち情報を毎週定期配信しています。
- 過敏性腸症候群(IBS)の方に役立つ情報
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